新しい気持ちで♪

4月8日に東京を離れ、熊本の田園地帯に住居を移して間もなく半年が経とうとしている

28年住み慣れた東京を離れる決心は意外と簡単だった

前の年に1年間だけ茨城県土浦に畑を借りて自然農法を学ばせてもらったり

やはり前の年から自宅を鎌倉の山間に移したり

自然と親しむ時間が濃密になっていた

都心における仕事としてボクが選択していたのはリラクゼーションの提供だった

心身が究極的に緩むことで人はいろいろな事に気づき始める

無自覚のうちに自分を縛っていた不安や緊張

その存在に気づくだけでかなり楽になる

つまりは自分と向き合うということ

鏡を見て自分の姿に汚れがついていたらそれをはらう

その汚れは対人関係から来るものであったり、社会的な関係からくるものであったり

でもその汚れを自分が招いたものと認めて手放すこと

そうして人は個という脆弱な枠を超えて、改めて社会的な存在へと強化されていく

それが大人になるということ

だから仕事を通して今日の日本人は実質的には子供が多いと学んだ

鏡を見るという尊い精神文化が失われてしまった現代日本

無自覚(無関心)であることが問題なのだ

無自覚が汚れ、すなわち不安や緊張の温床となる

不安や緊張を自覚してもらうためのリラクゼーション、その提供がボクの仕事だった

しかし3.11以降、その仕事はもはや不要になったと悟った

すでに巨大な鏡が立ち上がって一人ひとりに直接突きつけられているのだから

それが日本の現状を示す本質であり、誰もが無自覚では生きられなくなってしまった

それでも頑なに目を閉じて鏡を見ようとしない人がいかに多いことか

だからボクはすでに新しい仕事に移行した

自然の中にあってできるだけ素直に心豊かに生きるということ

決しておろそかにせず、思いを込めて日々の生活を生きるということ

その実践が、優しい鏡となって人々の目に触れられたら、いいなぁ〜♪

2011年9月30日 恩師の10回目の命日に。

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