神様が来た!

 

 

 

 

 

 

 

神様が現世と行き来できる場所を勧請棚(かんじょうだな)と呼ぶそうです。この勧請棚を現世への入り口とし、現世に降りてきた神様が様々な場所を巡りながら、人々に幸せをもたらす。そして現世にはびこる悪霊を退散させ、また勧請棚を通って、神の世界へと帰ってゆくと考えられているそうです。

この勧請棚を設ける祭りが日本の各地にあります。ボクが住む地域には和銅2(709)年創建といわれる八幡宮が鎮座しています(大宝律令がいよいよ制定・発布され、「日本」という国号が誕生したころ)。ここの例大祭でも勧請棚を設けます。14の地区がこの八幡宮とともにあり、毎年輪番で一つの地区から祭りを担当する代表の家を出します。この家を節頭家(せっとうや)と呼び、勧請棚をこの家に設けることになります。

そして2012年はボクの住む地区が14年ぶりの当番であり、今回、50世帯ある地区にあって有り難いことに新参者のボクの家がこの節頭家になる栄誉をいただいたのでした。

 

 

 

 

2012年1月11日 八幡宮にて裃を着て撮影

すでに勧請棚はつつがなく拙宅の一室に設けられましたが、恐れ多くて撮影公開はできません(汗)。

もっとも、敷地の一画には神様に降りて来ていただく目印となるアンテナ(?)を建てましたので、こちらを公開させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、昨日紹介した物体がそのアンテナ。

実はこの中には最終的に神様に宿っていただく榊(さかき)が植えてあります。しかも、「さかき=逆木 ゆえに逆さまに!

植える、というよりは大地に打ち込んでいますね。これは榊の幹の部分を逆さに削って尖らせたものを打ち込んで、節頭主であるボクがこれから1年かけて水をやりながら大切に育て、大地に根付かせるというお役目を担うのです。お守りするまわりの竹は366本! 今年は閏年(うるうどし)なので1本多い366本だそうです。

なんとなく直感的には「飛鳥時代」というより「縄文時代」をイメージしませんか?

どうみても自然信仰のアミニズム系ですよね?

以下は制作の模様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし作業を進める中で14年前の経験者は今回は2名しかおらず、しかも記憶が曖昧で要領がまったく掴めません(汗)

そこで古老の宮総代(80歳)の登場! 元気のいい指導のもと、試行錯誤を重ねながら皆が一丸となって6時間にもおよぶ作業のすえ、見事伝統が継承されました。

宮総代いわく、近年まれに見る傑作ができただそうです♪

 

ちょっと珍しい裃の後ろ姿♪

 

 

 

 

ところで、ボクはこの日は恐れ多くも”神様役”ということでお手伝いさせてもらえず、一日中裃(かみしも)を着たまま様子を見守っていました。他の皆の服装を見てもわかる通り、寒い中での作業でしたがボクは裃姿でも平気でした。そう、意外と温かいのですよ、これが。着てみないとわからないものですね(笑)。

御神事の際は、一匹2キロもある鯛をつり下げて奉納!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奉納後は・・・

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、

 

 

 

 

 

 

 

打ち上げ宴会用のお刺身に〜♪

この後、手伝いに来た20名の地区のおじさんたちが、勧請棚を置いた広間で大宴会!

皆が盛り上がって今日から1年間、毎月ここで宴会して親睦を深めよう〜 楽しいぞ〜 という展開になってしまいました(笑)。

ボクがここに越して来てからの課題は「地域社会にいかに溶け込んでいくか」ということだっただけに実に有り難い展開です♪

そんなわけで今年はとても意味深いお役目を頂きました。

大地に足をつけて、意に叶うようますます精進して行きます!

建国記念の日に。

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