言葉を正す

まとまった時間もとれないくせに、あれもこれも読みたい本がまだまだ沢山! そんな中で最近、思うところあって現状を分析する上でもこのタイミングで、と感じて読み始めたのが以上の4冊。

本質を捉えている書物は、たとえテーマが異なっていても、同時進行で読み進めると意外なところで繋がりあって、理解が多面的に広がったり深まったり、著者の意図していないところでの気づきがあったりするのでお勧めです。

とは言え、つい数日前に手にしたばかりの『原発危機と「東大話法」』は、この1年間溜まりに溜まっていた言い知れぬ不快さが一気に解消される思いで、うっかり寝る間も惜しんで最後まで読みきってしまった一冊(苦笑)。

いや、笑いごとではなく、今日の日本が、無責任な傍観者の群れに堕してしまっている根本問題を、東大アカデミズムが中心となって社会に蔓延させた、欺瞞的言語空間の問題として見事にひも解いてくれます。

そこには言葉に対する主体的誠実さなど毛頭なく、利害による「立場」に基づいてそのつど不誠実に生産される、保身と無責任に満ちた虚ろな響きがあるだけです。

実際、消費社会をかたち作る広告をはじめ、マスコミや政治家が発するあらゆる言葉を思い出してみると良いでしょう。

とくに原発事故後の日本は、言葉も社会も人も狂っていることがどんどん明らかになっていますよね。

言葉が狂えば社会も狂い人も狂う・・・言葉とはまさしくウイルスが感染していくように触媒として働く根本ということに気付かされました。

先ずは言葉を正すことから。

そういう意味でも今日(21日)の熊本日日新聞には、12歳の少女による素晴らしい投稿が掲載されていたのでここに全文引用させて頂きます。

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私たちの生活の中で、略語を耳にする機会も多いと思います。テレビなどでも「着メロランキング」など、略語を使った言葉をよく聞きます。

確かに、略語はたくさんの言葉を短くまとめてあり、とても便利です。しかし、すべての文に略語を使ったらどうなるでしょうか。「とりま、メールしといてね。なるはやで」

これは「とりあえず、まあ、メールしといてね。なるべく早く」という意味ですが、これはほとんどの人には分からないと思います。

日本語は日本人が長い間かかってつくり上げた素晴らしい言葉です。私は、どんな時にも略語で済ませてしまうのは許せません。本来の素晴らしい日本語を使わないのは、先祖に対して失礼なことだと思うのです。

簡単な略語を使ってはいけないとは思いませんが、もっと本来の日本語に触れてみてはどうでしょうか。そうすれば日本語の美しさに気づかされると思います。たくさんの人が日本語の美しさに気付けば、日本は今まで以上に美しい国になると私は信じています。

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有り難う、ボクも気をつけます(汗)。