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14/09/07 16:00:43

あめのゆみ〜Rainbow project 九州

 熊本に越してきて、虹を見ることが多くなった。

 それも、大地から大地へとかかる巨大なアーチがすっかり見渡せるフルサイズの虹ばかり。

あるときは目の前に突然現れた虹に向かってクルマで突き進んで行ってそのままくぐり抜けたこともあった(振り返ったらすぐ後ろに虹があった)。

 この夏は雲行きが怪しくなったと思うといきなりどしゃぶりの夕立に見舞われ、気がつくと強い西陽に晒されていたりする天の気まぐれがつづいた。

 けれどもそんな天の気まぐれは嬉しい。

 「きっともうすぐ虹が出るよ♪」

「あぁっ ほらほら!」

「おお〜!」

 ちょうど仲間とクルマで移動中だったりすることが多く、そんなときはクルマから降りて広大な空と大地の響宴を堪能せずにはいられない。

 「わぁ〜 凄いなぁ〜 根元まではっきり見える〜」

 何度見ても溜め息が漏れるし笑顔が溢れてしまう。

 崇高さに触れると、人は思わず背筋を伸ばし、深呼吸をしてしまうようだ。

 そんな僕らを不思議そうに横目で見ながら次々と通過していくクルマたち。

 不思議なのはこちらのほうだ。

 なんで気づかないのかな、あの偉大な光景が見えないのかな?

 僕らの行いに注目するのではなく、僕らが見ているものに注目して一緒になって見てほしい。

 そのためにもスピードを緩めて、クルマを止めて、大地に立って、肩を並べよう。

 するとあの偉大な眺めを通して天と地のあいだにいる自分という存在の有り難さに気づくよ。

 それが崇高さに打たれるということ。

 肉体自体はちっぽけだけど、その存在の重みを噛みしめるほどに“思い”はあの七色の弓に弾かれて天高く舞い上がり、やがて大地に実りの雨を降らせるということ。

 そのことをできるだけ多くの人が思い出しますように・・・

 そんな思いをこめて♪

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